2020/02/07 お役立ち
人工呼吸器回路の結露対策
冬場になると、暖かな室内と寒い外気の温度差によって、窓や壁に空気中の水蒸気が結露して水滴が付く事があります。同じことが呼吸器回路の内側にも起こり、貯まった水が気道や人工呼吸器に入りトラブルの元になりかねません。
この結露を防ぐためには、回路内と外気との温度差を減らす事が効果的で、在宅人工呼吸を行っている方々はいろいろな工夫をされている事と思います。
このところよく見かけるのは写真のような工夫で、登山やアウトドア製品で有名なモンベルのダウンマフラーを回路に巻き付けて結露対策しています。使われている方は「とても効果的で、ほとんど結露しなくなりました。」とのことです。
これと同じような工夫を医療者と共同研究して製品として開発・販売したメーカーさんもいらっしゃいます。
結露しない呼吸器回路が開発されれば、こうしたユーザー側での工夫も必要なくなるでしょうけれど、少しでも楽しくおしゃれに対策できるといいですね。