お知らせイメージ

お知らせ

制度・サービスに最新情報からイベント等のお知らせまで
皆さまにとって役に立つ情報を発信いたします。

制度・サービスに最新情報からイベント等のお知らせまで皆さまにとって役に立つ情報を発信いたします。

経腸栄養コネクタ製品の国際規格化

世界中で報告されるコネクタ誤接続による医療事故を予防するため、さまざまな分野でコネクタの国際規格化が進められています。誤接続防止と言う医療安全のためだけでなく、国際的な製品の安定供給確保にも役立つと言われ、国内でも各分野のコネクタ国際規格化が始まっており、経腸栄養コネクタ製品も国際規格化が行われます。

000223208

国際規格化に伴うコネクタ変更は、主に病院における医療安全を目的に企画されていますが、経腸栄養に関しては在宅医療における影響も小さくありません。また国内では経腸栄養製品と経静脈製品の誤接続防止のため、20年ほど前からすでに別規格コネクタ(医薬発第888号)が採用されていました。そのため今回の経腸栄養関連製品コネクタ国際規格化(ISO 80369-3)について、混乱や不便を感じている方もいらっしゃると思います。

実際に、接続時の栄養剤等によるコネクタ汚染を防ぐために工夫が必要だったり、シリンジ単体では液体採取が難しいとか、ミキサー食を注入する際に高めの加圧が必要になる等いくつかの課題が指摘されて、医療器具メーカーも対応策を講じています。また関連する学会が厚生労働省と話し合って、課題に対応する準備期間のため、当初予定の現行規格コネクタ出荷停止時期(2021年11月)の延期も決まったようです。

このような状況の中で、こども医療センターも経腸栄養製品コネクタの切替え準備を進めてきて、2021年3月1日(月)から一斉切り替えを予定しています。新旧製品の混在を防ぐために、規格変換アダプター等は採用しません。こども医療センターホームページ「病院からのお知らせ(2021/1/26)」にも記載があるのでご覧ください。

スクリーンショット 2021-02-01 110054 案内(PDF全3ページ)

さまざまな課題に対する対応方法についても、各所で議論や対策が講じられています。それぞれの事情に合わせて、上手に情報を集めて対応いただけますようお願いします。